ムニカアン(結婚式)
家族や親戚だけでなく、村中の人々が祝福する結婚式。
結婚式というと神式か仏式か教会式かなど、現在の日本はたくさん選択肢がありますね。
けれど、ひと昔前や地方によっては今でも残っている「本家に親戚縁者を迎え祝言を挙げる」という古式豊かなお式も、味わい深いものではないかと思います。
バリ島では、結婚式は自宅で行われます。
家族や親戚だけでなく、村中の人が準備に参加し、時間をかけて必要な供物を作り、招待客をもてなす料理を作ります。
バリ島では結婚式の日取り、その儀式内容に至るまで高僧に相談してまず良き日を選び、その両人にとって最適な式の段取りを決め、盛大な供物によりヒンズーの神々をもてなし、結婚の祝福を受けます。
その儀式は幾日に渡ることもあり、朝起きて水浴し、洗濯し、ご飯を作って食べ、糸を紡ぎ機を織り、という具合に日々の暮らしを儀式の中で模倣することにより、子孫繁栄と家内安全を祈願します。
結婚式後は参列者で会食となりますが、日本のように酒宴になることはなく、ブッフェ形式の食事が振舞われ、食後に結婚式はひとまずお開きとなります。
カーストのある家の大きな結婚式には、ガムラン(バリ島の青銅打楽器)の演奏が入ったり儀式舞が献納されたりと儀式は華やかなものになります。
バリ島には基本的に宴会というものはなく、日本の披露宴とはかなり趣きが違います。


