ポトン・ギギ
バリ島特有の成人の儀式 「ポトン・ギギ」
「ポトン」という擬音を聞くと「ポトンと物を落とす」というイメージが来るかもしれませんね。
まさにその通りで、ポトンはインドネシア語で「切る」とか「切り落とす」という意味なのです。
そして、ギギというのは「歯」のこと。
つまり、聞くだけで痛そうですが、歯を削る儀式のことを「ポトン・ギギ」と言います。
バリ島特有の成人の儀式であるポトン・ギギはバリ語では「モサンギ」「ムパンダス」と言われます。
バリの言葉のコラムで書いた通り、バリ語にはカーストによる言葉の差異があり「マサンギ」はスドラ(一般階級)の儀式を、「ムパンダス」はカーストある人の儀式を指します。
この儀式は大人になるための通過儀礼で、犬歯を削る儀式です。
尖った犬歯を均すことにより、欲望をコントロールし、成人として認められる儀式でもあります。
例外はありますが、遅くとも結婚式までに済まされることが多く、結婚式の際にこの儀式を執り行うことも多いです。
想像しがたい儀礼ですが、この世界には民族特有の儀礼がまだまだ多く残っていますね。


