オトナン
バリ島での歳の数え方。
現在の日本では西暦で自分の年齢を把握していますが、場合によっては数え年の年齢を使うこともありますね。
バリ島で、どう見ても20歳くらいの可愛らしい女性に年齢を聞いたことがありました。
「何歳ですか?」と尋ねると「35歳です。」と答えが返ってきてびっくりしました。
「まさか、冗談でしょ。」繁々と彼女を見つめました。
そうなのです。私はグレゴリオ暦での年齢を聞いたつもりだったのですが、彼女はバリ暦(ウク暦)での自分の年齢を教えてくれたのでした。
バリ暦での年齢は「オトン」と言います。1歳なら、1(サトゥ)オトンという具合です。
今でこそ、自分の西暦の年齢や誕生日をほとんどの人が把握していますが、50歳以上の方の中には、オトナン(バリ暦による誕生の日)は覚えていても生年月日を知らない人は結構いるのです。
バリ島では生年月日より、生まれた曜日やウク暦のどの日に誕生したかということの方が重要で、それによってその人の性格や人柄を占い、オトンの儀式に反映させたりします。
寺院のオダラン同様、人々も210日に一度の自分の固有のオトナンの儀を受けます。
家寺で儀式を行うこともあれば、僧侶の家で行ったり、または大きな寺院で浄化の儀式を受けることもあります。


