ウブドの芸能・芸術について
バリ島の生活の一部として生まれた 「アート」
バリ語には「芸術・アート」という意味の単語はないのだそうです。
バリの音楽・舞踊はアートとして生まれたのではなく、その祭礼や暦によって育まれた生活のリズムに即し、その一部として創造されたものです。
おそらく、アジアの他の国にも共通することかもしれないですね。
「アートは生活の中にあり、特別なものではないがなくてはならないもの」
それがバリの音楽であり、踊りであり、絵画であり、彫刻であるのです。
様々な祭礼には必ずと言っていいほどガムラン(青銅打楽器のアンサンブルの総称)の演奏や奉納の儀式舞、また余興としてのレゴン(宮廷舞踊として創作された演目)などが奉じられます。
それくらい、祭礼と芸能は一体のものなのです。
ですから、今でこそ踊り手や演奏家が海外へ公演旅行に招聘されることも多いですが、元々バリのアーティストは昼間は田畑を耕したりしながら、祭りの日には演奏家としてガムランを奏でるという具合でした。
生活にヒンズーの教えが反映し、それが音楽や舞踊や絵画など全てのアートに影響を与え、それらは切り離せないものとして日々の暮らしに彩りを添えています。
それがバリの芸能・芸術です。


