ウブド王宮
今でもウブドの村で大きな役割を担う、ウブド王宮。
ウブドにはいくつかの行政的な規約があります。
そのひとつで特筆すべきは、24時以降のライブを禁止している点です。
クタなど海辺のリゾート地にあるようなライブハウス・ディスコはウブドにはありません。
どんな村として観光と伝統を調和させたいかを、ウブドの人々はよく分かっています。
何度も書いてきました通り、インドほど厳しくはないものの、バリ島にはカースト制度が今でも残っています。
そして、オランダ統治時代から独立戦争によってインドネシア連邦共和国として独立するまで、バリ島では王政が敷かれていました。
今でも有力者として王宮は地域の長を歴任するケースが多いのですが、ことウブドでは今も王族の家族によって祭礼や郡の役職が占められています。
これは否定的なことではなく、歴史を紐解いてもウブドの芸能はじめ文化の保護と革命に対し、ウブド王宮が担ってきた役割はとても大きいのです。
1931年にバリ舞踊団初の海外公演を実現させた要人も、ウブドの最後のラジャ(王様)と呼ばれた人物でした。


