バリの供物
毎日、朝と夕に安寧のための供物を。。
バリ島に行ったことのある方なら、至るところに供えられた美しい供物を目にしたことがあると思います。
バリには様々な祭礼のための無数の供物があります。
一日で枯れてしまう精霊への捧げ物である供物は、儚いと同時にバリで最も美しいアートです。
ヤシの葉・スマッという竹を細く割いたもの・バナナの葉・色とりどりの生花で、チャナンと総称される供物は作られます。
早朝にはまず「サイバン」という供物を供えます。
これはバナナの葉を5センチ角にカットした小皿に炊きたてのご飯と塩、ココナッツフレークを載せたもので、一般的な家庭で30~50個を、家じゅうに供えます。
敷地内にある屋敷寺に始まり、火の元・水廻り・各部屋の前・玄関先の地面にと、おびただしい数のサイバンが一日の安寧のために供えられるのです。
夕刻には「チュペール」というヤシの葉で作った供物の皿に花々などを盛り、供えます。
忙しい日や家庭によっては、一度に朝と夕の供物を供えることもあります。
以上がベーシックな供物で、それに加え、満月新月、カジェン・クリオンという日、ガルンガンなどを始めとする祭日には、その祭りに応じた供物が作られます。


