バリの正装(学校編)
満月と新月の日には、伝統的な正装で登校。
数多くの島から成る連邦国のインドネシアは、その人口の90%以上がイスラム教を信仰しています。
当然、祭日や祈りの作法・正装もヒンズー教やキリスト教と違うのですが、政府はすべての宗教を容認していて、島ごとに学校の宗教の時間に使用する副題教科書が異なります。
バリ島では、小学校の低学年からヒンズーの教義を学校の授業の中でも教えます。
かなり哲学的な内容が盛り込まれているんですよ。
例えばこんな風です。
「神様は目には見えません。けれど、海水を舐めてみてください。塩辛いと感じるでしょう。それと同じように神様は目には見えません。けれど心を澄ませれば、感じることができます。」
これが小学校3年生の教科書の内容なのです。
さて、ウブドなどの村社会では生活の中にヒンズーの教えが息づいていますが、バリでも都市部では少しづつその感覚は薄れてきているようです。
そこで、バリの小学校では満月と新月に伝統的な正装で登校するという規定を設けています。
バリに旅されると、子供たちが正装に身を包み登校する姿を見かけるかもしれませんが、その時は「今日は新月か満月の日なのだ」と思い出して下さいね。


